通背拳 日中武術交流協会 船橋支部 小岩支部

写真:常松勝 著「中国伝統 通背拳」(福昌堂)より ※無断転載を禁じます。

■基本功

通背拳の特長である「柔らかく伸びやかな身体の動作」を修得する上での代表的な基本功を紹介します。

●揺臂法(単手前揺、単手後揺)

虚歩の姿勢で片腕を肘を曲げずに大きく前に回す「単手前揺」と、後ろに回す「単手後揺」があります。耳まで付くぐらい肩を緩め、腰の捻りを腕に通じさせるように回します。

●揺腰法

軽く前屈みの姿勢になり、両腕を腰の捻りとともに“デンデン太鼓”のように振る動作です。「腰背から生じた力を肢体に通じさせる」という通背拳独特の勁(けい)を養うのに合理的な基本功です。

●伸肩法

別称「通背の母」とも言われる最も重要な基本功です。通背動作のすべてがこの中に含まれているとも言えます。
虚歩の姿勢で、両手を交互にゆっくりと差し出すように伸ばしていきます。

 

■五行掌

通背拳には5つの基本技があります。他にも種々の技がありますが、五行掌の修得をもって通背門と言っても過言ではありません。

Shuai

:鞭のように素早く腕を伸ばし、手首のスナップを効かせ、手の甲で撃つ。

Pai

:素早く肩から腕を伸ばし、掌で撃つ。

Chan

:腰のひねりとともに、素早く肩から腕を前方に伸ばし、掌を上にして指先を剣先のように差し出す。攻撃に用いる「大穿」と防御に用いる「小穿」がある。

Pi

:腰〜背の伸びの力を腕に通し、手刀で振り下ろす。

Zuan

:低い姿勢から腰の捻りを用い、弓矢を放つように拳で突く。拳の握り肩は空手で言う「中高一本拳」のような中指の第2関節のみを突き出させた「透骨拳」を用いる。

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